独立した優秀な人たちの言ったこと
僕にとってとても大きな驚きであり、落胆だった。
昨年ぐらいだったか、時を同じくしてFacebookのタイムラインに偶然、複数の人達からの同じような投稿があった。
「会社を辞めて独立します!」
それはいい。問題は次だ。
「会社を始めてみたが、自分の思った通りにできるのが楽しい!」
は????
今までそうじゃなかったの?????
彼らは就職活動のときに上から何と言っていたか
彼らは、よくこう言ったものだ。
「自分のやりたいことは?」
「そのやりたいことの線上に今の会社があるべき」
「で、志望動機は?」
「君は会社でなにやりたいの?」
僕は当時、色々と理屈をこねくり回して、それっぽい志望動機を語った。
当時の仕事を自分のやりたいことだと思い込もうとしたが、やっぱりだめだった。
ああ、自分のやりたいことが会社にあって、フィットしてる人って羨ましいな…
僕がサラリーマンで最も耐えられなかったこと
会社にいて僕が一番ダメだったことは、100%の意思決定を自分でできないことだった。
人生の中で、自分のやることは100%自分で決めてきた僕にとって、
自分以外の力学や組織の不可抗力で、物事がやむを得ず進んでいくことは「会社」が初めての経験だった。
明らかに自分が変だなと思っていることでも、体にムチを打ってやらなければならない。
こんな心身がちぐはぐなことをやっていて、健康で居られるわけがないのだ。
結局僕は自分の意志で100%物事を進めるべく、独立に至った。
本当は我慢していた彼ら
だが、実際は違ったのだ。
僕たちにキラキラと「自分のやりたいこと」を語り、
それをするのにどれだけ今の会社が適切だったかを説明してくれた彼らは、
実はすべて自分の思った通りに進められていたわけじゃなかったのだ!
おいおい、あれだけ偉そうに「自分にぴったりだ!」的なことを言っておいて、自分のやりたいことできてなかったのかよ。
なんということだ。
まあ、期待する方が悪いのだが。
しかし、落胆と同時に、これは大きな問題だとも思った。
我慢して生きることを当たり前だと思っている人たち
もしかして世の中のほとんどの人は、
自分の思い通りに進められないことが存在することが、当たり前のことだと思っているんじゃないだろうか。
とっくの昔に自分の思いを捨てて、諦めてるんじゃないだろうか。
明日起きる時間も、ご飯を食べる時間も、いつ、誰と過ごすのかも、本当はすべてコントロールできる。
少なくとも僕は今、これらをすべて自分の気分で決めている。
だけど、それをできないことだ、仕方ないことだと諦めている人が世の中にはたくさんいそうだ。
僕の人生のミッションは、やはり「自分のビジネスで生きていける人を増やす」ことのようだ。
自分のビジネスで生きることができれば、すべて自分で決めることができる。
自由は責任を伴うが、使い方さえマスターすれば、こんなに快適なものはない。
少しでも多くの人たちにこの自由を味わってほしいと思う。